カミーノ巡礼。トラオンナタビ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して約800km旅!

カミーノ巡礼。医療・薬品編。

カミーノ巡礼を終えて、地味に費用がかさんだのが医療費。

改めて、巡礼中に行った病院や購入した薬についてなどをここで纏めてみたいと思います。

 

まず、今回巡礼に持って行った医薬品についてです。

足りたもの、もっとたくさん持っていけば良かったものを書きます。

 

・常備薬(風邪薬・胃薬・正露丸・鎮痛剤)

スペインは昼と夜の寒暖差が激しく風邪をひいてしまう人が多いようです。

私も早々に風邪をひき、薬をすぐに飲み終わってしましました。風邪薬は多めに持って行った方が良いと思います。

ちなみに、スペインにも風邪薬はありますが値段が高く、また薬局で風邪をひいたと伝えるとビタミンCやはちみつ飴などを勧められます。(笑)

 

・消毒液

マメがを潰す時に、消毒液を使用しました。

 

・マメ用に安全ピン

巡礼前半はマメがだらけだったので、毎日安全ピンでマメを潰していました。

人によっては潰さない方が良いという意見もありますが、私の場合、歩いていると結局潰れてしまうので、潰れて汚れるより先にケアしてしまうという方法をとりました。

(マメの潰し方)

① 安全ピンをライターで焼く(またはアルコールのウェットティッシュで拭く)

② マメの皮が硬いところを狙って刺す(大きい場合は数カ所)

③ マメの汁を押し出してティッシュで拭う

④ 消毒液でマメを消毒する

⑤ 絆創膏でマメ全体を覆う(全体を覆わないと擦れて痛い)

 

・絆創膏

途中でなくなり、追加で購入しました。

スペインの薬局ではマメ専用絆創膏を勧められますが、大量にマメができるので、通常の絆創膏を毎日張り替えるのがオススメです。

絆創膏は、ビニールのではなく摩擦で剥がれ難い布タイプのものが使い勝手が良いです。

 

・虫刺されの塗り薬

私は南京虫の被害にはあわず使う機会はありませんでしたが、スペイン人のジョルディはかなり刺されていました。

怪しいアルベルげには泊まらない、使い捨てシーツを活用する(一部、有料)、寝袋から腕や足を出さないといった対策が大事です!

 

・爪切り

足の爪が伸びると歩いた時に痛くなるので、爪切りは必須です!

 

ロキソニンテープ(湿布)

湿布は日本のが一番です。韓国人にも日本の湿布は素晴らしいと絶賛されました。

ちなみに、スペインの薬局では日本の湿布のようなものはなく、鎮痛剤クリームを勧められます。重いので買うかかなり迷いました。

ちなみに、湿布を切る小さなハサミがなくて現地で追加購入しました。湿布以外にも、日本と違って食べ物の袋は簡単に切れないものが多いので、いつもカバンに常備して活用したのが小さなハサミです。

 

そして、次にスペインで買い足したもの。

・風邪薬

・ビタミンC

・絆創膏(ノーマル・マメ用)

・テーピング(マメ対策の補強にテーピングを巻いていました)

・ワセリン

・保湿クリーム(ワセリンのベタベタが嫌いで代用として保湿クリームを使用)

・鎮痛剤クリーム(咳のし過ぎで肋を骨折したので鎮痛用)

基本、薬類は日本で買うより高いです。買って行って要らないなら捨てた方が良かったかも。

 

次に病院について書きたいと思います。

私は、今回カミーノ巡礼中に2度病院にかかりました。

1度目は風邪、2度目は喘息です。私以外も膝の痛みやマメ、はたまた便秘で病院にかかった人もいるようです。

また、よくカミーノの巡礼中は医療費タダという話もありますが、それも色々で私の経験談や聞いた話なども以下に詳しく書いていきたいと思います。

 

⑴ 公共医療センター Casco Viejo Centro de Salud(パンプローナ

最初の病院は、風邪が悪化して受診したパンプローナの病院です。

基本、お医者さんにも英語が通じず翻訳アプリでの会話になりました。以下が受診までの流れになります。

 

① 病院の受付で受診をお願いする。

② 病院ではなく銀行にて診察料を払い込に行く。(振込用紙を受付にて渡されます。パスポート要)

③ 銀行にて診察料を現金で支払う。(私の場合、92.99€)

④ 銀行にて支払証明を貰う。本人と病院の控え2枚。

⑤ 病院に戻って診察受付をする。(時間と医者を指定されて診察室前で待ちます)

⑥ 医師の診察・診療を受けて、処方箋を貰う。

⑦ 処方箋をもって薬局で薬を購入する。

 

抗生物質は処方箋なしでは購入できないので、病院の受診が必須になります。 

 

サンティアゴ大学病院 Hospital Clinico Universitario de Santiago(サンティアゴ・デ・コンポステーラ

2度目は風邪から咳喘息が悪化しての受診です。肋の骨が折れていて呼吸が辛かったです。

こちらも英語が基本、通じないのでアプリで変換して会話します。若い看護師さんが少しカタコトの英語を話してました。お互いカタコトw

 

① 総合受付にて病状を伝えて外来に案内して貰う。

② 外来受付にて受診をお願いする。(欧州健康保険カードの有無とパスポートを渡して誕生日と病状の確認をされます。)

 ③ 医師の診察・診療を受けて、処方箋を貰う。(診察ではアレルギーの有無、薬の使用歴を質問されます。私は喘息の薬品吸引の治療を受けました。)

 

ちなみに、この病院では支払い不要と言われて、診察代は払っていません。なぜなのかはよくわかりませんが・・・。

他にも、他の病院で日本の住所を聞かれて自宅に払い込み用紙が届いた人、病院では支払わず薬をもらう時に100€ほど支払った人もいたようです。

病院によって医療費の支払い方法は異なるようなので、現地の病院で事前に詳しく聞いてみることが大事です。ただし、ほとんど英語は通じないのでアプリ必須です。(笑)

 

 

最後に、薬局(スペイン語でファルマシア)についてです。

スペインには、日本のような大きなドラッグストアはなく、小さな薬局しかありません。ほとんどの街にあるので薬を買いそびれることはないと思いますが、注意しないといけないのは時間帯と日曜日です。

大都市以外、基本的に日曜日は休み。

そして、どこもシェスタがあり14〜16時は閉まっているので、アルベルゲに到着後シャワーをして薬局に向かうと、大体閉まっています。パンプローナでも、レシートを貰い忘れ、もう一度向かった時はシェスタでがっつり閉まっていました。

薬局は、午前やお昼の時間帯に寄るのが無難ですね!!

 病院で処方箋をもらい、薬局で購入した薬です。

この抗生物質に助けられました(;ω;)