カミーノ巡礼。トラオンナタビ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して約800km旅!

オーストリア旅行。3日目(ウィーン⇄クロスターノイブルク)

ウィーン⇄クロスターノイブルグ


今日は朝からベルヴェデーレ宮殿へ!
ベルヴェデーレ宮殿は、ウィーン中央駅からは歩いて10分ほどのところにあります。
最近、運動不足なので久々に散歩しつつ歩いて向かいました。

ベルヴェーレ宮殿は、もともとハプスブルク家に仕えたオイゲン公が建てた夏の離宮。その後、マリアテレジアに売却され、現在では美術館として使われています。


今日は昨日とは打って変わって快晴、いい天気!暑い〜!
白い宮殿と庭園の緑、池、青空と赤いワンピースがよく映えています!
(このポーランドで購入したワンピース、お値段なんと破格の1200円。いい買い物です♡)

宮殿内の美術館へ。
ここにはたくさんの絵画が展示されています。




ベルヴェデーレ宮殿にはたくさんのグスタフ・クリムト作品が展示されています!

クリムト「フリッツァ・リートラーの肖像画
白いドレスと髪飾りが印象的。

クリムト「接吻」
キラキラ。金箔の使い方と女性の表情が絶妙。

クリムト「ユディットⅠ」

エリザベート皇妃の肖像画。シシィは美人です。

ナポレオン。
よく教科書でみるナポレオンです。5枚描かれたうちの1枚がここに所蔵されているようです!

ちなみに、ベルヴェデーレ宮殿には上宮と下宮の2つの建物があります。
今回は、クリムトの接吻など有名なコレクションが所蔵されている上宮のみを見学。チケットは15€でした。特に混雑することもなくチケットは購入できました!



夕方からは、少し移動して遠出です!
今日はクロスターノイブルグ修道院で行われる野外オペラを鑑賞しに行きます。

電車を2回乗りついでクロスターノイブルグ駅に到着。
駅からは歩いて約5分ほどで修道院に到着です。2本の尖塔が印象的な建物になっています。

とりあえず、20時の開演まで腹ごしらえ!
修道院の前にあるカフェにて夕食をとります。中欧に入ってからお決まりになりつつあるグラーシュです。
安定の美味しさ( ^ω^ )

そして、いよいよ開演です!
今日のオペラの演目は「椿姫」。
原題は「La Traviata」、直訳は道を踏み外した女だそうです。

高級娼婦であるヴァイオレッタと青年貴族であるアルフレードとの悲恋の話。
惹かれあい恋仲になったふたりですが、アルフレードの父親にふたりの恋仲を反対され、バイオレッタアルフレードとの別れを決意。
途中怒り狂ったりするアルフレードですが、その後、紆余曲折を経て、父親の反対の末の別れだと知りバイオレットのもとに駆けつけますが、時すでに遅し。
ヴァイオレッタは病魔に蝕まれ、回復することなく息をひきとるという悲恋の物語です。

イタリア語での上演なのでストーリーをしっかり予習してからオペラに臨みます!!

修道院の中庭に設置されたステージです。
無事に1幕がスタートし、有名なあの曲「乾杯の歌」も聴くことができ感激!
いつも女性ソプラノの歌う「乾杯の歌」ばかり聴くことが多かったので、まさか男性が歌い出しとは知らずに、ビックリ!!!


しかし、ここからハプニングが連続します。
客先がざわざわ・・・。
おばあちゃんが体調悪くなったみたいで、救急隊員の登場です。
一幕後の休憩時には、救急車も入ってきておばあちゃん運ばれていきました。


なんとか会場も落ち着き、2幕のスタートです。

2幕開演してわずか10分後、まさかの雨ぽつぽつ。野外での生オケのため、雨が降った瞬間に音楽ストップ!
バイオリンやチェロの方々ダッシュです。屋内に避難し、オペラは一時中断。。。
5分くらいして再開したと思ったら、まさかの雨再び。
またもや弦楽器の方々、ダッシュ!!

しばらく天候回復を待ちますとの場内アナウンスの5分後、結局中止のアナウンス(;ω;)
少し雨止んできてたのに〜。結局、え?え?と思っている間に、あっさり終わってしまいました。(笑)



列車の時間がせまっていたので、あっさり抜けてきましたが、暗くなってからの会場のライトアップも素敵でした!
みんな少しお洒落な装いしています。


結局、なにか消化不良のまま、列車でウィーンに帰宅。

時間ギリギリに駆け足で乗った列車には、まさかのオペラ演奏者が乗っていました。
来場者より早く帰宅とは、海外の自由な時間感覚にほんとビビりました。お客はあんなに戸惑っていたのに(笑)


色んな意味で印象に残った初オペラ。
オペラとしては不発だったので、絶対にリベンジしたいと思います。

とりあえず、明日も少し足を伸ばして遠出する予定です!


ではでは、ブエン・カミーノ!