カミーノ巡礼。トラオンナタビ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して約800km旅!

ドイツ旅行。2日目(ドレスデン⇄マイセン)

ドレスデン→マイセン→ドレスデン

 

マイセンへ列車で日帰り旅です。

ドレスデン中央駅からマイセン駅までは約45分ほど。

駅の券売機で行き先を検索して切符を購入できます。

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列車の窓から。

巡礼の時は鮮やかな緑色だった麦畑も、今は黄金色に変わってきています。

 

マイセンに到着。小さな駅です。

マイセン磁器博物館まで歩いて向かいます。途中にカフェが無かった(´;ω;`)

結局、博物館のカフェでベタなウィンナーを食べました。ちょっと割高。

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ドイツで林檎ジュースと言ったら、この炭酸入り林檎ジュースがメジャーらしいです。これ美味しくて好き♡

 

ブランチを食べた後は、マイセン磁器製造の見学ツアーに参加します。

受付で言語を指定して、ツアー時間を伝えられます。ツアーに参加する為に30分くらい待ちました。

美術館とツアーで10€とそこそこお得です。

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この2本の剣が交差したものがマイセン磁器のトレードマーク。時期により形などがやや異なります。

 

マイセンの磁器造りは、東洋(中国・日本)からもたらされた白磁への憧れからスタートしました。

当時の西洋は陶器のみで、艶やかなガラスのような表面をもつ磁器を作る技術がなかったのです。

各国は競って磁器製造の開発に乗り出しました。そして、ヨーロッパで最初に磁器造りに成功したのが、このマイセンでした。今では名実ともに西洋磁器の頂点に君臨します。

 

ツアーはマイセンでの磁器づくりの歴史動画から始まり、各工程について実演して説明してくれます。

最初は、容器を形作るところ。

ロクロを回して形成した粘土を型に嵌めていきます。手で仕上げるというより型取りで作っていくのにビックリしました。
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そして、ロクロを足で回すのにもビックリ!
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次は、装飾です。型取りしたパーツを細かく細かく繋ぎ合わせいきます。

陶器の人形は手だけでも何個ものパーツに分かれていて大変そうです。

でも、さすが職人さん。ちゃんちゃん繋が合わせて行きます。
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そして、下絵。これは焼くと青色になるらしいです。

ちなみに、絵の構図は決まっており、その構図に合わせて細かく穴が開いたアルミ型を皿に合わせて、炭の粉を振るそうです。すると、炭で下絵の点線が描かれ、そこに絵入れをしていくそうです。
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次は、焼きあがった皿に金色の絵入れ。この後また焼きます。

全て工程ごとに仕事が配分されていて、とても効率的です。

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この後は博物館内をぶらぶら。

製造初期の作品は、中国や日本の影響を受けた図柄や形が多く、徐々に独自の模様や西洋風のデザインが増えてきているという印象でした。

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色や釉薬の研究に使われていたそうです。

マイセンのブフナー漏斗やルツボはやっぱり高額なのかな?(笑)
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マイセン磁器博物館では、もちろん磁器の購入もできます!

アウトレットコーナーもありましたが、安くてお皿1枚30€オーバーが基本。柄ありだと100€超えは当たり前。

結局、博物館だけ楽しみ、磁器は買わずに終わりました。焼き物とか好きな人には、楽しめる場所だと思います。

 

この後は、移動してマイセンの街にあるアルブレヒト城を目指します。

マイセンの街もカラフルで可愛いです。
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途中お菓子を食べる!ヨーロッパのお菓子は死ぬほど甘いです。f:id:toracamino:20180720214244j:image
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マイセン聖堂。マイセン磁器と同じマーク発見!

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アルブレヒト城。

かつてのマイセン辺境伯の居城です。建物内が迷路みたいで回るの大変だった。

入場料と撮影料込みで10€です。
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この壁画印象的だった。
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建物の立て方が紹介されてました。先に木を組んでその上に石のアーチを組んでいくようです。
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このお城は、壁や天井の装飾は少なく、その代わりに絵をたくさん描いてあります。ところどころ修復しながらの展示です。

ドイツの装飾は、華美って感じでも豪奢って感じでもなく、全体的に重厚でおとなしい印象を受けます。国民性かな?

 

急遽予定に入れたマイセンは、意外と見どころが多くて楽しむことが出来ました!

マイセンは日帰り観光なので列車に乗ってまたドレスデンへ戻ります。

ドレスデン観光も戻ったら少ししようと思ってたけど、久々に歩き回って意外とヘトヘト。

夜は久々のマクドナルドでハンバーガーを買って、そのままホテルで休みます。夜ご飯はマックのくせに7€ほどかかりました。さすがのドイツ価格です(´;ω;`)

 

明日は、朝からポーランドへ渡る予定です。楽しみにしていた陶器の町ボレスワヴィエツに行きます!楽しみ〜

 

ではでは、ブエン・カミーノ!